天竺老人のホームページへようこそ。
ホームページのタイトルである「天竺老人」の「天竺」は一般的には昔のインドの呼び名ですが、「インドの老人」の意味で使用しているのではありません。江戸時代の医師で戯作者の森島中良はペンネームに「天竺老人」を使用し、また平賀源内は狂歌名を「天竺浪人」としていたようですが、先人の偉業にあやかろうとしたのでもありません。
「天竺」は日本から遠く離れた異国。「天竺」という言葉が用いられた時代のインドは訪れることが叶わない想像の世界であったと思われます。こうした意味から、インド以外であっても遠い異国から日本に持ち込まれた品を「天竺渡来の品」と呼ぶことも多く、これが転じて「由緒・由来の分からない物(者)」の意味で使用されることもあったようです。私の場合の「天竺老人」は、まさしくどこの馬の骨かもわからない得体の知れない怪しい老人です。 |